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最近、世の中はすっかりAI頼りになりました。
テレビをつければ、「会議資料、コレとコレをパパっとイイ感じでまとめて」なんて上司の一言で、部下がニコリともせずにAIに丸投げ——そして数分後には、やけに完成度の高い資料が出来上がる時代です。
昭和生まれの私は、その光景を見るたびに
「ほほぉ~…便利な世の中になったもんだ」と、つい腕を組んでしまいます。
しかも驚くのは、“それっぽい文章”どころではなく、
「ちょっと柔らかめで」「誠実さも出して」なんて、なんとも人間くさいオーダーにも、ちゃんと“イイ感じ”で応えてくるところ。
……個性って、なんでしたっけ?
そのうち「この人らしさ」まで再現されてしまったら、
私たち人間の出番はどこにあるのか、少し考えてしまいます。
そんなことを思いながら、ふと考えました。
AIに対抗できるものって、なんだろう、と。
スピードでは勝てない。
情報量でも勝てない。
記憶力なんて、最初から勝負になりません。
でも——
たとえば、お部屋探しのとき。
「駅から近い」「広い」「安い」だけでは決めきれない、あの感じ。
「なんとなくこの街の雰囲気、好きかも」とか、
「この部屋、落ち着く気がする」とか、
「この人が紹介してくれたから安心できた」とか。
そういう、ちょっと曖昧で、でも大事な感覚。
もしかしたら、それこそが私たちの出番で、
AIがまだ“完全にはイイ感じにできないこと”なのかもしれません。
——なんて言いつつ。
この文章自体も、そのうちAIが「ちょっとユーモアを交えて、親近感が湧く感じで」なんて指示一つで書いてしまう時代になるのでしょうか。
だとしたら最後の切り札は、やっぱり“愛”〈AI?〉なのかもしれません。
…ええ、もちろん私たちは最後の切り札 “愛” のほうでいきます。
物件情報だけでは伝わらない、
「ここで暮らすって、ちょっといいかも」を、
ちゃんと人の言葉でお届けしたい。
そんなことを考えながら、今日も物件を案内しております。